桜圃校友会賞
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桜圃校友会賞
山口県立大学同窓会桜圃校友会は昭和18年の設立以来、会員相互の親睦を図り、各自の教養を高め、母校の事業を支援し、併せて社会の進展と文化の向上に寄与することを目的に事業を展開してきました。21世紀の初頭にあたり母校が創立60周年を迎えたことを記念して山口県立大学同窓会『桜圃会賞』を設け、地域社会の振興と文化の向上に寄与した会員の活動をたたえ、以って母校と会員と地域社会とのつながりを強めその発展を願うものです。このたび、同窓会から校友会へと発展的に事業を継承し、『桜圃校友会賞』としました。
桜圃校友会賞の募集を開始
募集期間
2025年6月1日(日)〜8月31日(日) ※今年度の募集は締め切りました。
募集要項、募集要項内規
様式ダウンロード
令和7年度受賞者
功労賞
受賞者
昭和36年保育科卒業
藤家 幸子
業績の概要
「地域社会や文化の振興に寄与する活動」
選考の理由
藤家 幸子(ふじいえ ゆきこ)氏は,昭和36年山口県立女子短期大学保育科を卒業後,山口市内の公立幼稚園に長く勤務され,園長も務められました。藤家氏は,二十一世紀を担う子どもが自分で考え,判断し,そして行動できるように,また特に幼児期の子どもに健全な心や身体の大きな根っこをしっかり張れるように,常に子どもの側に立つ教師であるという考えに基づいて,幼児教育を実践されてきました。
幼稚園教諭を退職後,山口県内にとどまらず,全国規模の団体において中心的な立場で,様々な社会教育活動に貢献されています。活動は,大別して,「婦人会活動」,「日本赤十字社の活動」,「公益社団法人全国結核予防婦人団体連絡協議会の活動」,「各種社会教育活動」です。(1)「婦人会活動」では,萩市佐々並婦人会会長,萩市婦人会会長,山口県連合婦人会会長を,(2)「日本赤十字社の活動」では,山口県支部奉仕団委員長,日本赤十字社奉仕団中央委員会の副会長を務められました。(3)「公益社団法人全国結核予防婦人団体連絡協議会の活動」では,多くの方からの嘱望により現在も副会長を務められています。最後に,(4)「社会教育活動」では,山口県家庭教育相談員,山口県薬物乱用防止推進員など数多くの活動を長年にわたり続けられています。このように,各委員を歴任することにより,地域の活性化をめざしたり,住民の意識の啓発につとめたりするなど,それらの活動の中心となり,推進されてきました。
藤家氏は,「誰かのお役に立つことをしよう」と考え,日々実践されています。その考えの土台にあるのは,これまで携われた幼児教育をめぐる思索(たとえば,人間の自律・自立)にあると述べられています。「幼児はわたしの師匠」とも述べられています。
藤家氏は,誰に対しても温厚な態度で接してくださる方です。その一方で,誰かの役に立つためとあれば,リーダーシップを発揮し,ときには,知事に陳情書を手交するなど,ぶれない軸のある強い意志の下,毅然とした態度を示される面もあります。
以上から,藤家氏の活動は,「地域社会や文化の振興に寄与する活動」に該当すると考え,令和7年度桜圃会賞選考委員会は,全会一致で藤家 幸子氏に桜圃会功労賞を授与することとしました。
奨励賞
受賞者
平成14年 生活科学部 環境デザイン学科卒業
国際文化学部 准教授 小橋 圭介
業績の概要
「グラフィックデザインを活用した地域貢献活動」
選考の理由
小橋圭介氏は、現在山口県立大学国際文化学部文化創造学科の准教授として、学生の指導を行っている。
グラフィックデザインを専門領域とし、民間企業・地方組織・行政など様々な組織と連携した受託研究・共同研究(累計27件)を行い、その成果は山口県内外に知られている。
例えば2021年に小橋氏が手掛けた「維新百年記念公園シンボルマーク」は、現在もウェブサイトやSNSなどで使用され、多くの人々の目に触れている。また、2018年に受託研究として制作された「萩山口信用金庫 創立100周年記念 通帳デザイン」は、キャッシュカードにも使用されており、小橋氏が携わったデザインが身近なところに存在している。さらに、2021年に受託研究として制作された「うに甚のうに飯パッケージデザイン」は、大丸下関店での催事にて本年も使用されている。「通帳デザイン」や「うに飯パッケージ」は、課題解決学習(PBL授業)の中で学生が取り組んだものであり、自身が生み出したデザインが地域で活用されているということは、学生にとって大変やりがいを感じさせることができる。このようなPBL授業での小橋氏の指導は、地域社会の将来を担う人材育成に大きく寄与している。
また、グラフィックデザイン分野だけでなく、2022年には「山陽小野田市民病院産科病棟の壁画制作」を、学生と共に取り組んでおり、コロナ禍の収束前、病棟のあちこちに現れたホスピタルアートは、様々な人の心をほっとさせる癒しをもたらした。
これらを含む数多くの活動が評価され、2024年には「江里研究奨励賞」を受賞した。昨年からは、グラフィックデザイン分野の指導者としてのノウハウを活かし、行政が主催するポスター選考会や美術展覧会の審査員も担当するなど、文化的な環境づくりにも貢献している。
さらに、当会の前身である「桜圃会」の理事を2018年から務め、昨年までの間、広報委員長として「桜圃会会報」の大学広報記事を担当し、その編集発行に尽力した他、桜圃会に関わる様々なロゴマークデザインやリーフレットの作成など、グラフィック関連の依頼を受け、可愛らしく親しみやすいイメージを創出した。
小橋氏の、誠実で真摯な制作活動、研究活動、教育活動、そして桜圃会への貢献は、称賛に値する。今後益々、地域社会や文化の振興に貢献されることを期待し、令和7年度桜圃校友会賞選考委員会は、全会一致で小橋圭介氏に桜圃校友会奨励賞を授与することとした。
学生賞
受賞者
山口県立大学生活協同組合学生委員会
業績の概要
「生協活動を通じたキャンパス交流、多世代間連携の促進」
選考の理由
山口県立大学の「桜圃校友会学生賞」は、学生による自主的な活動や大学・地域社会への貢献を顕彰することを目的としている。令和7年度の選考においては、山口県立大学生活協同組合学生委員会の活動が特に顕著な成果を挙げたことから、本賞の受賞者として選出された。
同委員会は、学生生活の支援や生協運営に主体的に参画し、より良いキャンパスライフの実現に大きく貢献してきた。その幅広い活動は、他大学と比較しても際立って充実しており、全国的にも高い評価を得ている。また、学生および組合員の声を積極的に反映させた生協運営に取り組むとともに、高い責任感をもって自治活動を展開しており、山口県立大学の教育方針に掲げる「生活者の視点の重視」や「地域社会との共生」にも大きく資するものとして高く評価された。
その取り組みは「生活文化の創造や普及に寄与する活動」及び「その他、選考委員会の認めるもの」に該当し、地域と大学への貢献、さらには学生生活の質的向上に大きな成果をもたらしている点が顕著である。
以上の理由により、山口県立大学生活協同組合学生委員会に対し、令和7年度「桜圃校友会学生賞」を授与することが、選考委員会において全会一致で決定された。